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桑原 慶太郎*; 岩佐 和晃*; 神木 正史*; 金子 耕士; 目時 直人; Raymond, S.*; Masson, M.-A.*; Flouquet, J.*; 菅原 仁*; 青木 勇二*; et al.
Physica B; Condensed Matter, 385-386(Part 1), p.82 - 84, 2006/11
被引用回数:3 パーセンタイル:17.99(Physics, Condensed Matter)重い電子系超伝導体PrOsSbにおける低エネルギー磁気励起を調べる目的で、中性子非弾性散乱実験を行った。観測された磁気励起は、磁場誘起反強四極子秩序の秩序波数であるQ=(1,0,0)で明瞭なソフト化を示し、かつその強度はゾーンセンターと比べて弱いことを明らかにした。この結果は、これらの励起スペクトルの振舞いが、非磁性の四極子相互作用に起因していることを示している。さらに、励起スペクトルの線幅が超伝導転移以下で狭くなることから、励起子と超伝導の間に強い相関があると考えられる。
金子 耕士; 目時 直人; 松田 達磨; 桑原 慶太郎*; 神木 正史*; 椎名 亮輔*; Mignot, J.-M.*; Gukasov, A.*; Bernhoeft, N.*
Physica B; Condensed Matter, 378-380, p.189 - 191, 2006/05
被引用回数:1 パーセンタイル:6.64(Physics, Condensed Matter)PrOsSbは、=1.85,KのPr系初の重い電子系超伝導体である。基底状態が非磁性一重項であることに加え、[1,0,0]磁場下で誘起される反強磁性成分が、磁場誘起反強四極子秩序の実現として理解できることから、この系では四極子相互作用が支配的であると考えられている。[1,0,0]に加え、[1,1,0], [1,1,1]方向についても磁場誘起秩序相の存在が報告されている。今回、[1,1,0]磁場下での単結晶磁場中中性子回折実験を行い、磁場誘起秩序相について調べた結果、磁場の印加により、5T以上で=(1,0,0)の反強磁性反射が出現することを見いだした。また反強磁性モーメントは磁場と並行に誘起されていることを明らかにした。この結果は磁気的な相互作用では説明することができず、反強四極子相互作用が支配的であること、さらにその秩序変数はが主であることを示している。これらの結果から、PrOsSbにおいて、型の反強四極子相互作用が主であることを明らかにした。
桑原 慶太郎*; 岩佐 和晃*; 神木 正史*; 金子 耕士; 目時 直人; Raymond, S.*; Masson, M.-A.*; Flouquet, J.*; 菅原 仁*; 青木 勇二*; et al.
Physical Review Letters, 95(10), p.107003_1 - 107003_4, 2005/09
被引用回数:96 パーセンタイル:92.15(Physics, Multidisciplinary)重い電子系超伝導体PrOsSbにおける低エネルギー磁気励起を調べる目的で、中性子非弾性散乱実験を行った。観測された磁気励起は、磁場誘起反強四極子秩序の秩序波数である=(1,0,0)で明瞭なソフト化を示し、かつその強度はゾーンセンターと比べて弱いことを明らかにした。この結果は、これらの励起スペクトルの振舞いが、非磁性の四極子相互作用に起因していることを示している。さらに、励起スペクトルの線幅が超伝導転移以下で狭くなることから、励起子と超伝導の間に強い相関があると考えられる。
Raymond, S.*; Flouquet, J.*; 桑原 慶太郎*; 岩佐 和晃*; 神木 正史*; 金子 耕士; 目時 直人; 菅原 仁*; 青木 勇二*; 佐藤 英行*
Physica B; Condensed Matter, 359-361, p.898 - 900, 2005/06
被引用回数:2 パーセンタイル:11.66(Physics, Condensed Matter)単結晶試料を用いた中性子非弾性散乱実験により、重い電子系超伝導体PrOsSbにおける低エネルギー磁気励起を測定した。粉末試料を用いた測定で、0.7meVに観測された結晶場励起は、反強四極子秩序波数にあたるゾーンセンターで、0.5meVと極小値を取ることを見いだした。また、磁場下での結晶場励起の観測から、基底状態が一重項であることを明らかにした。